きつい借金から解放された人が続出したスムーズに返済するコツ

きつい借金から解放された人が続出したスムーズに返済するコツ

借金返済に苦しんでいる方の多くが、毎月の高額な返済が家計を圧迫し、ストレスになっています。

経済的な問題を周囲に打ち明けるのは難しく、孤独感を感じることもあります。

この記事では、自分の借金の状況を把握して借金を返済しやすくする借金返済のコツと、借金から解放される方法をご紹介します。

借金返済をスムーズにするコツ

借金の完済までの期間を確認する

①毎月の返済額を確認

借金返済を滞りなく進めることはとても重要です。まず、借りている金額、借入先、毎月支払っている利息の額など、借金の詳細を理解すべきです。

毎月の借金返済額を把握するには、借入先のATM、インターネットの会員ページ、電話などで直接問い合わせることができます。

また、毎月の利息がいくらかを確認する必要があります。利息を超えて返済ができていないと元本が減っていないので借金はいつまでも終わりません。利息=(借入金残額×年利)÷365(日)×30(日)という計算で利息が算出できます。

借入先がわからなくなってしまった場合は、シー・アイ・シー(CIC)、日本信用情報機構(JICC)、全国銀行個人信用情報センター(KSC)の信用情報機関に確認することができます。これらの機関は、借入や返済に関する情報など、信用履歴を記録しているので、問い合わせることで自分の返済状況が全て確認できます。

株式会社シー・アイ・シー(CIC)からの情報開示方法

信販会社やクレジットカード会社を中心に、銀行系金融機関、消費者金融などが加盟しているのが株式会社シー・アイ・シー(CIC)です。信用情報の開示方法には、インターネット・郵送・窓口があり、1,000円の手数料が発生します。

株式会社日本信用情報機構(JICC)への情報開示方法

消費者金融や信販会社などが加盟しているのが、株式会社日本信用情報機構(JICC)です。信用情報の開示方法には、スマートフォン・郵送・窓口の3種類があり、問い合わせフォームから申請できますが、1,000円の手数料が発生します。

全国銀行個人信用情報センター(KSC)への情報開示方法

銀行や銀行系クレジットカード会社や、銀行系の信用保証協会・農協・信用組合・信用金庫などが加盟しているのが、全国銀行個人信用情報センター(KSC)です。信用情報の開示方法は、郵送による申込みのみで、1,000円の手数料が発生します。

➁返済にあてられる金額を計算する

借り入れ状況を確認し、収入の内いくらくらいを毎月の返済にあてられるか計算します。

家計収支表を使用し、毎月の自分の収入と支出を入れれば、返済にあてることができる金額が気軽に計算できます。

返済額

収入ー支出

5万円

収入

給料

50万円

支出

合計

-45万円

 

家賃

-12万円

 

電気・ガス・水道

-2万5千円

 

インターネット

-1万円

 

携帯・スマホ

-2万円

 

食費

-9万円

 

生活用品

-3.5万円

 

交際費

-7万円

 

雑費

-8万円

③借金返済のためのシュミレーションをおこなう

借入金額、残債、金利の情報があれば、毎月の利息、現金返済額、利息を含めた総返済コストを計算することができます。

返済シナリオをシミュレーションすることで、最適な返済方法と返済完了までの期間を確認することができます。例えば、借入金額250万円で残高が200万円の借金の金利が15%とすると、200万円×15%÷365×30日=2万4千658円で利息は2万4千658円となります。

借金の残額に金利をかけた金額が利息なので、残額が減れば毎月の利息も変わります。一例として、毎月5万円ずつ返済ができる方の場合は、利息に2万4千658円発生するので、現金の返済には2万5千342円あてることが可能です。

複数社の貸金業者で借り入れしても、同じように計算すれば1社ごとの返済期間と返済金額がわかります。

毎月の返済のシミュレーションをした結果、返済にあてられる金額が利息より少なかったり、長い期間が返済にかかりそうな場合には、異なる方法で借金の返済がらくにならないか検討した方がよいです。

収入の増加を試みる

収入を増やすことができれば、毎月の返済額を増やすこともでき、返済を続けることが楽になるだけでなく、返済期間も早めることができます。

本業の収入を直ぐに上げることは難しいことが多いので、副業を始めて収入の総額を増やすというのも手段のひとつです。

具体的な副業の手段として、本業や休日の空き時間にパート・アルバイトをするほか、クラウドソーシングサービスの利用で自分のスキルを活かしながら収入を増やすことが可能です。

借金返済にあてられるお金を作る

収入の増加を試みる以外に、借金の返済にあてられるお金を作る方法を試みるのもよいです。

退職金や身近な人からの援助は、借入の繰り返しや人間関係が壊れるリスクが高いので、よく検討してからおこなうべきです。

  • 不用品の売却

  • 保険の解約

  • 退職金での返済

  • 身近な人からの援助

支出の減少を試みる

支出を減らすことで、借金返済のための資金の確保や管理がしやすくなります。

支出を減らすには、家賃、光熱費、保険料、電話代、インターネット料金、購読サービスなどの固定費を重点的に削減しましょう。光熱費や保険料を安いものに変えたり、あまり使っていない定額制のサービスを解約することも検討しましょう。

また、クレジットカードやスマートフォン決済のポイントを貯めて有効活用することも、支出を減らすのに有効です。

おまとめローンで借金を減らす

おまとめローンとは、複数ある借金をまとめて一本化することで、返済窓口を1つにすることができて、返済の手間をラクになります。

おまとめローンを組んで後に受け取ったお金は、まとめる前の借金を返済するために使うことで、まとめる前の借金は完済することになって、今後はおまとめローンのみを返済する流れになります。

おまとめローンにすることで利息を減らすことができますが、ご自身の返済状況やおまとめローンの利用条件によっては、借金をまとめても返済額が増えるケースがあるので、利用する前に確認しておくべきです。

リボ払いから分割払いへの変更

クレジットカードなどのリボ払いから分割払いに変更すると、クレジットカード会社によって異なりますが利子率が低下し、月々の支払い利子額が減少する可能性があります。

利用しているクレジットカード会社のウェブサイトで、リボ払いと分割払いの金利を確認することができます。

借金の繰り上げ返済

繰上返済とは、一部または全額を前倒しで返済することで、副収入により返済期間や毎月の利息の支払いを減らすことができる可能性があります

借金の返済を延滞するリスク

家族が借金を知ってしまう

借金の返済を延滞すると、返済日から数日~数週間ほどで督促の電話や督促状が届くようになります。

督促状や電話を家族が受け取ることで借金がしられてしまう可能性があります。

遅延損害金の発生

返済が遅れることで発生するのが遅延損害です。上限金利は20%までと定められていますが、返済日から1日経過するごとに加算され、借金が確実に増えてしまいます。

ブラックリストに載って信用がなくなる

返済日から61日以上にわたって延滞が続いたり、3ヵ月連続で延滞すると、ブラックリストに載ってしまいます。ブラックリストに載ると、借り入れ・クレジットカード・ローンの審査が通りづらくなったり、使用中のクレジットカードが使えなくなります。

給与や預貯金の差し押さえ

支払いに対する請求または要求に対応しない場合、全額ではありませんが1/4の給与、賞与、退職金が差し押さえされます。

裁判所が職場に文書を送るため、職場に借金や返済が遅れていることについて知られてしまう可能性が高いです。

差押えされた給与では全て支払うことができない場合、銀行口座にあるお金も差押えられ、別の口座に移されます。

差し押さえまでにおこる流れ

STEP1. 

電話での督促

返済日を過ぎても返済できない場合に、返済日の数日~数週間後程度で貸金業者から督促の電話がかかってきます。借金の返済が遅れてしまう場合には、貸金業者にまずは連絡すべきです。支払えない理由と返済の意思があることを伝えれば、支払期限を伸ばしたり分割払いをしたりといった別の方法が可能なことがあります。

STEP2. 

督促状の送付

返済日を過ぎて数週間~1か月程度で届きます。

STEP3. 

催告書の送付

1か月~2か月ほど延滞が続くと催告書が届きます。催告書には、期限までに返済をしなければ訴訟・差し押さえの申請といった法的手段を取ることが記載されています。

STEP4. 

一括請求書の送付

2か月~3か月ほど延滞が続くと分割払いでの返済は認められなくなり、借金総額を一括返済しないと裁判をすると記載された一括請求通知が届きます。内容証明郵便という郵便局が差出人と受取人、どのような内容で期日はいつに郵送されたものかを公的に証明する方法で送られるので、受け取っていないという言い訳はできません。

STEP5. 

訴状もしくは支払督促が届く

一括返済できないと、訴状または、支払督促が裁判所から届きます。訴状が届いた場合には、指定された期日に裁判所へ出廷しなければならず、支払督促が届いて2週間以内に異議申立書が提出できないと、裁判所から差し押さえを命じられてしまいます。

借金から解放される方法

債務整理という法的な手続きをおこなえば、借金を減らしたりゼロにできたりします。

督促をされている場合には、債務整理を弁護士や司法書士といった専門家に依頼することにより督促が止まります。

債務整理の種類には、貸金業者と交渉して返済額を減らせる任意整理、裁判所での話し合いにより返済額が減らせる特定調停、借金が最大で90%減らせる個人再生、借金をゼロにできる自己破産、4つがあります。

任意整理

任意整理の場合、貸金業者と交渉して、将来の支払利息を減らしたり、返済期間を延ばしたりすることができるので、クレジットスコアに悪影響を与える可能性はあるが、毎月の返済額を減らせる可能性がある。

特定調停

特定調停では、裁判所に必要な書類を提出することで、債権者と交渉し、将来の支払利息の減額や返済期間の延長を行い、月々の返済額を下げることができる可能性があります。手続きには3カ月ほどかかり、収入印紙代が1債権者あたり500円、司法書士や弁護士を利用する場合は2万円から4万円ほどの費用がかかることもある。

個人再生

個人再生では、再生申立書や借金の返済条件をまとめた再生計画案などの必要書類を作成し、裁判所に提出します。この計画が認められれば、将来の利息をカットし、借金の元本を最大で90%削減することができます。承認されれば、減額された借金は3~5年以内に免除されます。手続きには6ヶ月かかり、裁判所費用、手続き費用、郵便切手代がかかります。個人再生委員や司法書士・弁護士に依頼すると、それぞれ15万円~25万円、20万円~50万円の費用が追加でかかる場合があります。

自己破産

自己破産では、裁判所に破産の申し立てをすることで、借金をなくすことができます。裁判所の許可が下りるまで約6ヶ月かかり、費用としては、債権者への通知のための郵送料、官報への掲載、財産の換価や債権者への分配、20万円から50万円程度の裁判所・弁護士費用などがかかります。

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