1日でも早く借金問題を解決する方法と自力で返済できないときの解決策

1日でも早く借金問題を解決する方法と自力で返済できないときの解決策

ギャンブルや投資、ローンなどで借金を繰り返していると、気づかないうちに借金が増えていきます。

借金の返済が遅れている方や、滞納を繰り返している方は、給料の差し押さえや、借金の一括返済を要求されるリスクがあるので、1日でも早く完済することが大切です。

この記事では、1日でも早く借金を完済する方法と、自力で返済できないほど膨らんでいる借金の対処法を解説しているので、ぜひ参考にして借金問題を解決してください。

借金が返せないと起きるリスク

パチンコや競馬といったギャンブルや、ソシャゲへの廃課金、株やFX、仮想通貨といった投資による借金が膨れ上がると、借金地獄におちいってしまいます。

借金が返せないで返済が遅れたり、滞納したりすると、以下のようなリスクがあります。

借金を返せないと起きるリスク

  • 遅延損害金が請求される
  • 貸金業者から督促がくる
  • ブラックリストに載る
  • 借金の一括返済を要求される
  • 給料を差し押さえられる
  • 家族や職場にバレる

借金の返済がきつくて滞納をしてしまうと、遅延損害金が発生したり、ブラックリストに載ったりして、最終的には給与や預金を差し押さえられるリスクがあるので、借金は滞納するべきではありません。

とくに3か月以上も借金を滞納してしまうと、給与や預金を差し押さえられてしまいます。

優先的に給与が差し押さえられて、手取り額の4分の1まで、または手取り額が44万円を超える人は33万円を超えた分の金額すべてを差し押さえられます。

また、預金の差し押さえでは、強制的に銀行口座にある預金を差し押さえられて、回収されます。

一度回収された後に入金したものは差し押さえられませんが、貸金業者が再度申し立てをしたら再び差し押さえられる可能性があります。

借金を滞納した時点で、返済できるだけの収入がないのであれば、このまま放置せずに借金問題を解決する具体策を実施するべきです。

くわしくは「借金を返済できなかったときに起こること」をご確認ください。

借金はいくらからやばいかの基準

借金がいくらからやばいのかは、借金をした理由・経済状況・年収などによるので、50万円、100万円、500万円など人によってそれぞれですが、一定の基準があります。

借金がいくらからやばいかの基準

  • 借り入れ総額が年収の1/3を超過

  • 月の家計収支がマイナス

  • 返済額に占める利息割合が半分以上

  • 借り入れ当初より膨らんでいる借金額

  • 返済の滞納

  • 2社以上からの借金

  • 闇金からの借金

 

借金100万円はやばいライン

借金100万円を境にして悩む方が多いですが、借金の状況を把握していないとやばいです。

借金100万円では、利息が年15%なので気づかないあいだに借金が膨らんでしまって、利息の返済ばかりで元本が減らない可能性があります。借金が返済できなくなる前に、返済の計画をしっかりと立てることが大切です。

借金の踏み倒しはできるのか?

借金の返済が苦しいからといって、借金を踏み倒して解決しようとすることには大きなリスクがあります。

夜逃げ、借金の時効の成立、苗字の変更といったことをしても、借金を踏み倒すことはできません。裁判や給料や財産の差し押さえ、家族や職場にバレるリスクがあるので、借金の踏み倒しを考えるのはやめるべきです。

家族の借金を肩代わりしなければならないケース

借金は、原則として借りた本人が返済をする義務がありますが、夫(妻)や親の借金を肩代わりして返済しなければならないケースがあります。

  • 借金の名義人である

  • 借金の理由が「日常家事債務」に該当する

  • 借金の保証人・連帯保証人である

  • 親(子供)の名義のローンである

自分が借金をしていたわけでないからといって、借金を踏み倒すことができないので注意が必要です。

本人が亡くなっても借金はなくならない

借金をしていた本人が亡くなっても、借金の支払い義務が相続人に引き継がれるので、借金はなくなりません。

配偶者が法定相続人で、相続は子供・孫、両親・祖父母、兄弟・姉妹・姪・甥の順番であると、法律で定められています。

誰が借金の相続をすることになるかをしっかりと把握しておきましょう。

相続放棄は借金返済の根本解決にならない

借金をしていた本人が亡くなったときは、借金の返済義務が家族に移るケースがありますが、相続放棄をすれば借金の返済をまぬがれることができます。

ただし、プラスの財産も相続ができない、次の法定相続人に借金が移るといったデメリットがあります。

夫(妻)が亡くなって妻(夫)が相続を放棄すると子供に借金の返済義務が移り、子供が相続を放棄しても孫に借金の返済義務が移るので、借金返済の根本解決になりません。

1日でも早く借金を完済する方法

繰り返し借金をしてしまって、利息の返済ばかりで元本がなかなか減らない方でも、早く借金を完済する方法があります。

毎月の収支を把握して返済額を増やす

借金の返済だけでなく、借金を返済したあとの生活をラクにするためにも、毎月の収支の把握や収入を増やすことは大切なので、くわしく確認しておきましょう。

繰り上げ返済をする

毎月の返済額より多く繰り上げ返済をすれば、借金を早く完済することができます。

借金の返済期間が長いと利息が増え続けますが、繰り上げ返済分は元金の返済にあてられるので、返済期間の短縮に効果的です。

生活費に余裕があったり、ボーナスが発生したり、お金に余裕が出たときには、繰り上げ返済を検討しましょう。

依存性のあるギャンブルをやめる

競馬や競艇、オートレースといった公営競技(公営ギャンブル)や、パチンコやスロットといったギャンブルは依存性があります。借金を返済したくても、ギャンブルをやめないかぎり借金を完済することは難しいでしょう。

ギャンブルの借金で悩んでいる方は、ギャンブル依存を脱する必要があります。

ギャンブル以外にも、ソシャゲの課金、株・FX・仮想通貨といった投資も依存性があるので、借金を返済するためにはやめることが大切です。

副業をして収入を増やす

収入を増やすことができれば、毎月の返済額を増やすことができるので、返済期間を短くして早く完済できます。

本業の収入をすぐに上げることは難しいので、副業を始めて収入の総額を増やすことが効果的です。

本業や休日の空き時間にパート・アルバイトをするほか、クラウドソーシングサービスの利用で自分のスキルを活かしながら収入を増やしましょう。

借り換えを一本化する「おまとめローン」を利用する

複数の貸金業者から借り入れをしている場合は、借金を一本化する「おまとめローン」を利用することで、借金を管理しやすくなったり、金利を抑えることができます。

ただし、借金を一本化して毎月の返済額を減らしても、返済期間が延びて借金の総額が増える可能性があります。

おまとめローンのメリット・デメリットをしっかりと把握してから、利用するかどうか検討しましょう。

自力で返済できない場合の解決策

今ある借金を返済できずに困っている人がとるべき解決策は4つあって、どれも借金を減らしながら貸金業者から督促がくる、借金を一括請求されるなどの借金を返せないことで起こるリスクを回避できます。

ご自身の収入や返済状況にあった借金減額できる方法をえらぶべきであり、とくに自力で返済できる見込みがない人は債務整理をするべきです。

借金を減額・ゼロにできる債務整理

債務整理は、借金の返済が苦しい方の問題を解決するために、消費者金融やクレジットカード会社などに直接交渉する、または裁判所を通して交渉することで、借金を減らす・ゼロにする救済制度です。

「自分の力で債務整理はクズがやることなのか」と不安になる人は多いですが、債務整理は年間推定200万人がおこなっているので必要以上に不安がる必要はありません。

自力で借金を返済する意思が一切なくて、債務整理で借金を減らせばいいやと軽くとらえている人はクズといわれます。

ただし、借金を自力で返せなくなったことを反省して、借金問題と向き合った上で債務整理しようとしている人は決してクズではなく、借金問題を終わらせる覚悟を持って新たなスタートを切れる素晴らしい人です。

いち早く借金問題にケリをつけたい人は、毎月の返済にかかる負担を減らしながら、短い期間で借金問題を解決できる債務整理をするべきです。

低金利ローンに借り換えて支払う利息を減額

金利の高い借金を返済し続けている人は、金利が低く設定されているローンを新たに組んでから、返済中の借金を一括返済をする「借り換え」をすることで、支払うべき利息を減らすことができます。

しかし、返済している借金を借り入れしたときと、低金利ローンに借り換えるときとでは、収入や返済などの状況がちがうので、審査に通ることが難しくなるケースがあります。

また、借り換えたローンの金利が高くなったり、低金利で借り換えできたとしても返済期間が長くなったりすると、返済総額が大きくなる可能性があります。

低金利ローンの借り換えをすることで金利を減らせたとしても、減らせる借金の額は少なく、自力で返済できるだけの金額に減らない可能性があるので、自力で返済できる状況ではない人におすすめできない減額方法です。

支払う利息を減額できるおまとめローン

2社以上の貸金業者から借りている人は、おまとめローンで借金を一本化することができます。一本化することによって、複数あった支払先が1つにまとめられるので、管理がしやすくなります。

また、おまとめローンの金利がいま返済している借金の金利よりも低ければ、返済総額を減らせる可能性があります。

しかし、返済している借金の金利が元々低かったり、おまとめローンで金利を下げられても返済期間が長くなったりすると、かえって返済総額が高くなる可能性があります。

おまとめローンを組むことで金利を減らせたとしても、減らせる借金の額は少なく、自力で返済できるだけの金額に減らない可能性があるので、自力で返済できる状況ではない人におすすめできない減額方法です。

借金を減額できる過払い金請求

過払い金とは、消費者金融やクレジットカード会社といった貸金業者に払い過ぎていた利息のことです。

過払い金が発生している借金があれば、過払い金請求をすることで、貸金業者からお金を取り戻すことができます。

完済している借金に過払い金が発生していれば、お金が手元に戻ってきて、返済中の借金に過払い金が発生していれば、過払い金を支払いにあてて借金を減らすことができます。

利息制限法の法改正がなされた2010年6月18日より前から借金をしていれば、過払い金を取り戻せる可能性があります。

借金返済の相談はどこにすればいい?

借金の返済について、どの司法書士・弁護士事務所に相談したらいいかわからない方に向けて、借金返済の相談におすすめの事務所を都道府県別にまとめたので、お住まいの地域を確認してみてください。

もし、司法書士や弁護士にメールや電話で相談することにハードルを高く感じる方は、「減額シミュレーター」を利用してみましょう。

借金がいくら減額できるか無料診断する「借金減額シミュレーター」

「借金減額シミュレーター」とは、司法書士・弁護士事務所が借金問題を相談するハードルを下げるために開発した、借金をいくら減額できるか無料診断できるサービスのことです。

借金の返済が苦しいと思っても、司法書士や弁護士に電話やメールをして相談することにハードルを高く感じる方は、借金減額シミュレーターを利用することで、借金をいくら減額できるのか調べることができます。

借金減額シミュレーターはだれでも気軽に利用できる便利なサービスですが、メリットやデメリット、利用するリスクがあるので、信頼できる司法書士・弁護士事務所が提供している減額シミュレーターを利用しましょう。



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